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2024/09/29 09:13 |
2011・6月迄

忍欠片(ろぐ)
色々とごった。某BOT様に投稿させていただいたものも含みます。
140字以内、6月迄のもの。掘り下げたいネタもいくつか。




 

拍手[1回]


 

【庄鉢】恋文、と少年は興味無さげに言った。庄ちゃんったらつれない!騒いでみせると欲しいんですか、と冷静に問う。そりゃあ欲しい。形に残るものが。そうですね、どうしてもと言うなら。抱えていた書物から目を離してこちらを見遣る。でもそれ位いくらでも言って差し上げますよ。…どうも敵わない。


【庄鉢】放っておいたら、指先が触れたそばからいなくなってしまうような人だ。だから僕はこの手を決して離さない。今日の庄ちゃんは甘えたさんだね、どうしたの?鉢屋先輩が笑う。甘えるだけで貴方を繋ぎとめておけるなら、それで僕の傍に居てくれるなら、どんな手段だって使おう。(貴方が欲しい。)


【庄鉢】怖いことなんて何もないよ。鉢屋先輩はそう言って僕の頭を撫でた。良い子。私が守ってあげるからね。(期待するのが怖くて、助けてを言えないこの人に、僕はまだ守られている。)本当は僕が貴方を守りたいのだと、伝えるに足る力を僕はまだ持たない。(だけど、いつか必ず、言わせて下さい。)


【学級】あの子にい組の先輩が出来て良かった。彦四郎と勘右衛門は菓子を食べながら楽しそうに話している。「うちは仕事の割に人が足りないから助かるな」お茶を点てていた庄左ヱ門がふふっと笑った。「なぁに庄ちゃん?」「鉢屋先輩が嬉しそうで何よりだなと思いまして」「…分かる?」「ええ、勿論」


【成長学級】「よしよし、彦四郎は頑張り屋さんだなー」彦四郎の頭を撫でてやる。「…何で尾浜先輩の顔なの庄左」「似てない?」「そっくり…ちょっと待って」「鉢屋先輩だね」「…庄ちゃん、きついときは私に言うんだよ?」ふふ、とお互い笑う。素顔のまま励ますのは恥ずかしくて、もう出来ないけど。


 

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2011/07/21 07:21 | RKRN(月ろぐ)

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