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2024/07/01 18:51 |
2012・4月
CP表記が末尾にあるものは、某忍都都逸bot様に投稿させていただいたものです。
特殊設定は「汝は曲者なりや?」という人狼ゲームRKRN版なので、興味のある方はぜひご一緒させて下さい!

鉢屋中心、140字リクエストも受け付けたのでそのログも含みます。



拍手[2回]



絡め取られて 僕と死ねるか 覚悟がないなら 逃げて行け【笹山兵太夫】

曲に恋情 音色に嫉妬 奏でまするは 僕の恋【庄鉢庄】

やぶれほつれた 貴方を僕が 染めてみせます 恋の色【いすタカ】

僕と貴方の 遊びはいつも 逃げては捕える 鬼事よ【庄鉢庄】

妬いて妬かせて 絡めて落とす 逃がしはしない 恋の罠【兵伝兵】

対の名前を 互いに呼んで 好きの気持ちを 伝えよう【勘竹勘】

は組夫婦と 呼ばれる僕ら 実のところは 共犯者【黒木+二郭】

照れているなら 顔にも出せと 笑う貴方の 赤い顔【庄池庄】

聞いてください いつでも必死 保つ冷静 すきだらけ【庄池庄】 ※「好き」と「隙」

【数次】三之助は僕のことが好きなの。あんまり静かな声で数馬が問うので、一体何かと思った。うん、なんでそんな当たり前のこと聞くの。僕は不運だし三之助は迷子だよ、どうにもならないよ。酷いことを言う。俺は数馬が好きなんだよ、数馬は俺のこと嫌い?好きだから困ってるんだろ、と数馬が笑った。

【左富】全くどこいってやがる、なんて言いながら、いつも君は僕を見つけてくれる。「左門!てめえ聞いてんのか!」作兵衛はぷんぷんと頭から湯気を立てる。「聞いてるぞ。さくべーの声はいつも聞こえる!」「ならちったあ俺の傍に居ろよ」無意識かもしれない。そうやって僕に囁く、君のそれは好意か。

【庄勘庄】尾浜先輩はすぐお逃げになるでしょう。冷静な後輩は静かな声で俺を詰った。そうかなあ、と惚ければ今だってそうですと付け加える。「そんな俺は嫌い?」「…好きですよ。ですから困っています」「そっか。ありがとう」俺は俺が嫌いだけど、そうだね、君が好くならこんな俺でも悪くない。

【富鉢富】得体の知れない先輩だった。委員会ですら関係など皆無、五年生でしかも変装名人とくれば恐ろしい妄想ばかりが先走った。「ああ富松、迷子を届けに来たぞ」さくべー!と鉢屋先輩の脇に抱えられた迷子共が無警戒に笑う。「いつも御苦労様、負けるなよ」笑顔に眩暈がした。ああ、なんだこれ。

【彦鉢彦】からかうつもりだった。泣かせるつもりは全くなかったのだ。「彦」気付いたときにはぼろぼろと涙が零れ落ち、小さな嗚咽が響いていた。「何でもありません」噛み締められた唇が紅を差したように赤い。「ねえ、謝らせて」「謝って頂くような、ことは」それさえも愛おしい、など。「ごめんね」

【数次】怪我をしたなら保健室に来るのは道理だ。しかしこいつの怪我の多さはどういうことか。「三之助、僕、怪我をするなと言ったよね?」「あー…言った」「言ったじゃない!僕がどんな気持ちで治療してると思ってんの?」「俺は会えて嬉しいよ。数馬はどんな気持ち?」ねえ、教えてよ。…なあんて。

【次鉢】鉢屋先輩、と次屋が言う。「此処は五年長屋だぞ、どこに向かってた?」「食堂です」「また迷子か」富松が泣くだろう、と言いながら菓子を一つ渡す。「居てもいいんスか」「食堂には後で送ろう」ありがとうございます鉢屋先輩大好き、なんて、素直に笑うものだから、私は嫌味の一つも言えない。

【任神任】神埼先輩はどう見ても寝ていた。贔屓目に見ても白目だと思うし、字は団蔵みたいになっている。こんな姿を見ても百年の恋が冷めるどころか好きだなあと思うのだから、僕も疲れている。きっとそうだ。じゃなきゃおかしい。「せんぱい」返事はなかった。だから、大丈夫だ。少しだけ触れても。

【文鉢】ああめんどくせえ。呟いた言葉に鉢屋が苦笑した。「野暮な人ですねえ。歌ぐらい適当に詠めば良いでしょうに」「誰が野暮だ。好きなら好きと言えば良いだろうが」「…好きですよ」くすりとまた笑って。「…不意打ちはやめろと!」「だから野暮だってんですよ、潮江先輩?」ああもう、敵わない。

【仙鉢】鉢屋、と名前を呼ばれた。条件反射で一歩下がれば簡単に距離を詰められる。「なん、ですか」「そう怯えるな」「怯えてません」やけに静かな声だ。いい加減逃げる気も失せるのに、本能が逃げろと言う。「何もしない。今日は」好きなのに。好きだからか。最早与えられないそれすら惜しいのは。

【団平太】へーた。団蔵の発音だと僕の名前はどうも間延びした。昔っからだ。悪くはないけど。「へーた、」僕は食満先輩の後輩で、団蔵は潮江先輩のそれで。つまり僕らは予算会議になれば犬猿な訳で、なのに。「へーたってば」それでも一緒に居るのが悪くないと思うんだから、僕も大概絆されている。

僕に嫌いと 言って御覧よ それも言えずに 拒否出来る?【庄彦庄】

好きも嫌いも 素直に言えぬ 矜持だけなら 僕が上【庄彦庄】

嘘は要らない ほんとも要らぬ 君が隣に 在れば良い【雷鉢雷】

【彦伏】伏木蔵、どうしたの。静かな声で彦四郎が僕の名前を呼ぶ。「どうもしないよぉ?彦四郎のがひどい怪我」くるりと包帯を巻いた。は組の騒動にい組皆で巻き込まれたという。ろ組は無事だったけど。「だって、伏木蔵泣いてるよ」「…これは彦四郎のぶん」目を丸くしてありがとうと彦四郎が笑った。

【久々鉢】「誰がお前に何かやると言った」全否定だった。誕生日だと言うのに随分な扱いである。「そこを何とか」食い下がってみた。「断る。お前にやるようなものはない」三郎はふんと鼻を鳴らす。「大体、お前には私が居るだろうが」固まった俺の顔面にふわりとリボンが届いた。「お持ち帰りを許す」

自分を好きだと 思いはせぬが 君が好くなら 悪くない【庄勘庄】

いっそこの手で 別れを言うか 僕を忘れる 貴方など【三反田数馬】

傷付けようか 誰より深く 癒えぬ傷なら 忘れまい【尾鉢尾】

誰にもやらない 気持ちは秘密 鍵を掛けてよ 君の手で【兵伝兵】

【庄鉢庄】ねえ庄ちゃん、たまには自惚れてよ。委員会活動前、委員会室。先輩が横になったまま僕を見上げて真面目な顔をして言う。「君がかなわないって思ってることの半分は、気にしないで良いことなんだから」「ちなみに、残りは何ですか?」「気にしてくれたら嬉しいなーっていう、私の気持ちです」

君が一番 嘘など吐かぬ 頬の桃色 春うらら【久々鉢】

共に在ろうか 離しはしない 僕はお前だ 違うかい?【雷鉢雷】

今日も明日も 貴方に言おう 大好きですと それだけを【庄鉢庄】

【特殊設定・曲者なりや】つれぬ貴方を どうしてやろう いっそこの手で さよならを【曲者→生徒】

【綾勘】風が強い日のことだった。頭上からおーい、と声がした。「綾部ー」「尾浜先輩」風がびゅうと吹いて、青い衣の袖を揺らす。「これから雨も強くなるから、戻って来いってさ」「今良いところなんです」「いつもだろー?」楽しそうに笑って罠の中におりてくる。「おやまあ」目的達成してしまった。

何がきっかけ 問うてはみても 惚れてしまえば 答えなど【文鉢】

どこにも行かぬと 約するならば 貴方の僕に なりましょう【庄鉢庄】

君が笑って 名前を呼べば 僕だけに効く 毒がある【まご→つぎ】

隠し誤魔化し 貴方の特技 逃がせませんよ 本気です【庄鉢庄】

 

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2012/05/02 23:37 | RKRN(月ろぐ)

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