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2024/07/01 18:45 |
2012・9月
今月も鉢屋中心にごったです!

CP表記が末尾にあるものは、某忍都都逸bot様に投稿させていただいたものです。
ふぉろわさんのお好きなCPとか、じりじりはまってきているものとか。


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【いすこへ】僕はまだ小さい。守りたい人にはお手玉にされちゃうくらいだ。七松先輩のが力も強くて、足も速くて、僕よりずっと大きいけど。でも先輩より、僕のがお掃除するのも、笑うのも上手でしょう?ですから、いつかきっと、僕にお背中をお任せ下さいな。必ず守ってみせるので。

【庄鉢庄】「庄ちゃん、好きだよ。好き。大好き」そうですか、と応えれば「庄ちゃんってば冷静ね!」と返される。予定調和だ。この人の言動に期待してはいけない。「そうですか」「そうですとも。何を隠そう、君に夢中です」いけないと、僕はちゃんと知っていたはずなのに。(その好きはどんな好き?)

惚れたとこなど 教えるものか 数え切れない そんなもの【庄鉢庄】

他の人には 伝わるまいが お前は俺のと その証【富池富】

【久々鉢くく】「優しくされたいなら、もっと笑えば」そんなことが出来ていたら、俺は苦しんだりしてない。三郎の馬鹿野郎。唇の端を持ち上げて、笑う。何か違う気がするんだが。「やっぱり笑うな」「勝手な奴だな!」「私にだけ笑え」何でだよ、と睨み付ければ私が嬉しい、とか。やっぱり勝手な奴だ!

お前が好きだと 笑った髪を 未練理由に 切り捨てる【竹くく竹】

正気だろうか お前も俺も 狐狸の 化かし合い【尾鉢尾】

【久々鉢】何で逃げるんだよ。俺と目が合うのと同時に逃げ出した三郎に、なんとか追い付いた。「何で追いかけてくるんだ!」「三郎が逃げるから」犬かよ、と小さく毒づく声。吐き出される息が荒い。「逃げるなよ」「逃がさないよ、くらい言えないのか」それは違う。俺は、お前を逃がせないんだよ。

【文鉢】これはきっと恋だった。暇さえあれば目で追い、見えなければ気にかかり、自分以外の誰かと話せば腹が立つ。制御も出来ない幼稚な感情は私の中に燻っていて、声に出せない気持ちの代わりに身体を燃やすほどだった。「こんなものが欲しかったんじゃない」そうだ、私は貴方に、愛をあげたかった。

【伊雷】嫌悪か憎悪だ。僕があの人に抱く感情は負であり、それ以外は有り得ない。叶うなら、何も感じないようになりたかった。負だろうが何だろうが、何かを与えるというのが屈辱だった。死ねばいい、と毒吐いてみれば冗談でも耳にしたように笑う。「不破は優しいね。吐き気がする」同族嫌悪、だろ。

僕は、自分で言うのも何だが、座学は出来る方だ。実技も悪くない。同じ顔をした三郎が一番を(それも僕に見て欲しいと言わんばかりに)取って来るものだから、全く目立たないけど。一方、七松先輩は我が道を行くので有名だった。僕らを見つけたらそれはもう楽しそうに寄って来る。お前、不破だな、と。 こんばんは七松先輩、と挨拶をすればやっぱり不破だ、と笑う。「三郎には見えませんか」「鉢屋は本物じゃないからなあ」どちらかといえば、まあ、僕が本物にあたるのだろうけど。「見分けがつく人のが珍しいですよ」小さく笑えば私は不破も好きだぞ、と応えた。本当に、思うようにならない人!
近付くと不破の匂いがした。鉢屋じゃないな、と確信を持って声を掛ければ困ったような、腹が立ったような不思議な顔をした。「三郎には見えませんか」こいつらは一つになりたいのかも知れない、と思う。ただの一個。二度と離れないような。まあ、私がさせてやらないけど。 【小平太と雷蔵の話し】

【食満竹】俺は生物が好きだ。だから、この人の何を好きかと問われると難しい。「人間を好きになるのに何って言われてもな」「先輩は好きな人いないんですか」そうだな、と俺の好きな人は首をひねる。「…髪質はひでえ。生き物が大好きな五年ろ組の生物委員、竹谷ってんだけど」お前は、俺のこと好き?

【左富】僕は、と左門は笑う。「作兵衛が好きだぞ。大好きだ。だから、大切にしたい」「だったら何で」そんな泣きそうな顔をする。俺をおいてどこかに行こうとするんだ。「……勝手に迷子になんだよ。大人しくしとけ」言いたいことじゃなかった。それでも左門がまた笑ったから、俺はそれで満足だった。

【現代転生竹綾】あの人の声が分からなくなった。次に顔が分からなくなった。最後は存在だ。人間は声を、顔を、存在を順番に忘れると云う。分からなくなるのは癪だから、自分で捨ててやろうと思った。「捨てなくちゃ」穴を掘った。深い穴だ。名前も入れて埋めてしまおう。「竹谷先輩、さよならです」
見付けた、と穴の上から大きな声が降ってきた。誰だろう。知らない人だ。「何か喋って!」「誰ですか」やっぱり、と笑う。眩しい。「喜八郎の声だ!俺は竹谷ってんだけど」今、やっと、捨てたのに。「お前はなに?俺、お前の声知ってるんだけど何か分かんねえの」覚えてない、なんて。【喜八郎の話し】

【現代転生竹綾】誰だか分からない人の顔を知っていた。考えている内に分からなくなって、とうとう顔も忘れた。声だけ残っている。誰か知ってるやつの筈だから、学校の誰かか近所の誰かか。走り回っている内に公園にやたら深い穴を見付けた。人の声がする。「竹谷先輩、さよならです」ああ、見付けた。誰ですか、と無愛想な声が応える。「喜八郎の声だ!俺は竹谷ってんだけど」丸い目が俺を見つめる。泣きそうな顔をしていた。「お前はなに?俺、お前の声知ってるんだけど何か分かんねえの」声だけだよ。でも、見付けたんだ。俺に教えてくれないか。「なあ、喜八郎、だから泣くなよ」【八左ヱ門の話し】

【庄鉢庄】僕は必要とされたいし、必要としていたい。僕は一人が怖い。あの人がひとりぼっちになるのが一番怖い。僕が一緒なら、二人ぼっちになれるでしょうか、なんて。本当は僕も貴方も独りなんかじゃない。皆が居るから。でも貴方となら二人ぼっちでも良いと思う僕は、やっぱりおかしいのでしょう。

君と僕なら 強くなれよう 思い思いの 恋の路【庄→鉢・彦→勘】

私の覚悟を 全て砕いて 君は笑った 好きだよと【雷鉢雷】

そっと誰にも 分からぬように 隠した心を 見つけてよ【庄鉢庄】

【綾勘】頭の中ではたくさんたくさん話してるんです。うまく言葉にできなくて、声にならないんです。おかしいでしょうか。そう言って綾部は俯いた。おかしくないよ、綾部は偉いよ。俺は随分前にそれを諦めたから、俺に言葉をくれようとする綾部が凄く愛おしくて、ちょっとだけ、羨ましいな。だいすき。

【庄鉢庄】「誰にも愛されていないと貴方が思うのは、貴方が誰も愛さないからです」貴方はこんなに愛されているのに。「すっかり生意気なことを言うようになっちゃって」「御存知ありませんでした?」「寡聞にして」「…そうですね、例えば、僕は愛しています」 貴方が思っているよりずっと、ずっと。

【竹綾】一緒に居ると楽しい。先輩が何を考えているか僕には全く理解できないけど、僕の罠は上等で美しく、かの人を落とすに相応しい。今回は特に自信作なのだ。彼は賢くて優しい人だから、僕の罠にぴったりだろう。僕には全部分かっている。場所は五年長屋の前。(ああ、なんて素晴らしい予定調和!)

【いすタカ】僕はタカ丸さんが大好きです。背が低くて、年下で、僕が貴方に出来ることなんて一つもないけど。だからこそ、僕は貴方に笑ってもらえたら、今はそれで十分なんです。いつか絶対幸せにしますから、待っていて下さい。(この手いっぱいの幸福を、貴方に。)

【次浦】藤内の手を握ると、たいてい眉間にしわを寄せて不機嫌な顔をする。何、と低い声で問う声に俺が握りたいんだ藤内はいや?と尋ねるまでが一仕事。そうしたら必ず、別にいーけど、と応えてくれる。俺が笑うとたまに藤内も笑ってくれるから、それが嬉しい。俺のしあわせ。

死にたくない。死ぬのは嫌だ。そう言いながらみっともなく生にしがみつく不破は悪くない。愛おしいとすら思う。血を飲んで生きるのは堪らなく嫌なのに、死ぬのを嫌がるお前が好きだよ。世界で一番嫌いな僕の血を、あげようか。(吸血鬼パロ・伊雷)

【庄→鉢←尾】捨てて良い恋なんて在りません。尾浜先輩がそう仰いました。あいつにだけは言われたくないな、と鉢屋先輩が笑う。尾浜先輩は隠すのが上手だ。「鉢屋先輩は、お応えにならないんですか」「応えないさ。勘右衛門は、私に引きずられて良い奴じゃないからね」君もだよ、なんて。卑怯ですよ。

【庄鉢庄】未だに名前を呼ばれるだけでドキドキするんです。鉢屋先輩には、内緒ですよ。そう言って可愛い後輩が嬉しそうに笑うから、俺は何にも言えなくなってしまった。ああ、それが君の幸せなら。「俺は庄ちゃんの味方だからね」それだけ伝えたらありがとうございます、と笑ってくれた。愛しい子!

嫌いですよと 嘯きながら そっと名を呼ぶ 胸の奥【富池富】

【左富】捕まえたと思った瞬間、消えてしまう夢を見た。さもん、と名前を呼べば耳元で返事があった。「どうした、作兵衛」「な、んだよ、夢か」笑えない夢だ。「怖い夢か?」「お前次第だと思う」真剣に答えて莫迦らしい、と思う。「大丈夫だぞ、僕は作兵衛を置いては行かないからな」嘘をつけ、迷子。

 

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2012/10/05 00:53 | RKRN(月ろぐ)

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