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2024/07/01 18:41 |
2013・2月
今月も鉢屋中心に、つめつめ。
ふぉろわさんのお好きなCPとか、お受けしたリクエストとか。



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【尾鉢尾←綾】全然関係のない僕に優しくたって、何にもなりませんよ。綾部は抑揚のない声で私に説いた。知ってるよ、だから何でも言えるんだろう。「性格が悪いと嫌われますから」「手厳しいな」本当は関係ないと言えないのも、知ってる。私たちは似たもの同士だと思うんだが、どうだろうね、綾部?

【乱伏】今、僕のこと好きだなって思ったくせに。そう言って、伏木蔵はころころと笑った。いけないの、と私が問えば乱太郎が良いなら構わないよ、と応える。僕のこと好きになって、死んじゃっても知らないから。助けないよ。でもその後は僕に頂戴ね。全く、その言葉はそのまま返してあげる。

【綾勘】もしも今、世界がズレて、その隙間にあの人が落ちてしまったら困る。あの人が落ちるのは僕の罠でなくては困るのだ。丹念に仕掛けて、絶対に逃がさない。だから、今のうちにしっかり捕まえておかなくては。逃げるのが上手な人だから、僕に油断しているうちに。喜八郎、と笑ってくれる間に。

【転生竹綾】忘れたからって、僕たちが出会って一緒に過ごした時間が消えるわけじゃない。そうでしょう竹谷先輩、と一つ下の後輩は俺を見上げる。初対面であった。応と頷けばそういうと思いました貴方はそういう人ですもの、と笑う。手始めに俺に教えてくれ。お前は誰で、何でそんなに泣いてるのかを。

【重舳】貴方は貴方自身のためと、貴方が死んだら泣いてくれる人のために生きている。その中に俺も入っていると良いなあと思ってるんです。でも貴方は俺の中の優先順位が、貴方が一番だって知らないでしょう。知らなくて良いよ。貴方が困るといけないから、バレないようにしなきゃ。

【きり乱】そんな辛い状況を、自分一人で乗り越えようってのが甘いんだよ、きりちゃん。人がそんなに強い生き物だと思ってるの?諦めて自分の周りの人間にすがったらいい。お金を借りるより大きな借りを作ったらいい。借りを返すのに一生かかる?元々、一生付き合う予定じゃなかったの?

【現パロ庄彦】僕たちの遺伝子中の窒素も、歯の中のカルシウムも、血液の中の鉄も、かつて収縮した恒星の内部で作られた。この体は、全部星の物質でできている。僕たちは星の欠片なんだ。反応に困った。先輩方の薀蓄癖だろうか。ロマンチックなことを言ったのに、と庄左ヱ門が笑う。似合わないんだよ。

【富池】俺が話したい相手の心の扉は、時々閉まっているかもしれない。でも、鍵は掛かっていない。鍵を掛けられた心なんて、どこにもない。先輩がそう教えてくださったのを、俺は信じている。多分だけど。自信もないけど。でも、諦めたくないから。池田、と呼び掛けて嫌な顔をされるのもなれっこだ。

【庄鉢庄】泣いて、くださいますか。僕が死んだら、と続けられた言葉は随分と物騒で、ああ戦場見学で何かあったのかな、と察した。仲間が死に、それを嘆いている暇が戦場にはない。この御時世と言ったが正しいか、とかく武士にはそうだ。皆泣くよ、と応えた。貴方は、と賢いこの子は言い募らなかった。

【伊雷】「寂しいくせに」「貴方が僕に構ってるんでしょうが」「ひどいなあ。痛いの好きだろう?」そんな趣味はないです、と応えた。こんな人にいつまでも構っていたら三郎が泣いてしまう。あいつは殊僕に関してなりふり構わないところがあるから。ぐい、と腕を引かれた。(嘘つき、とその唇が言った)

【鉢くく】あの人を失望させたくないんだ、と。そう言われれば仕事の邪魔をするわけにもいかなくなった。私の先輩は六年ろ組のあの二人で、それなりに尊敬もしているが兵助ほどではない。立花先輩に対する兵助のそれは敬愛だ。「終わったら、構えよ」甘えただなあ、と笑う。「悪いか」否定はできない。

【双忍】僕はお前しか要らないよ、準備はいいかい?するりと伸ばされた腕が私の頭を捉えた。力強い腕だ。いつもあれだけ迷うというのに、迷いが全く無い。すき?きらい?僕は好き。大好き。涙の膜で覆われた雷蔵の眼が静かに光る。(ああ、まずいな、これは)どうやら、今日という今日は逃げられない。

【雷鉢】好きだと言って。そしたらもう何も要らないから。何度繰り返せば嘘じゃなくなるんだろう。信じられるんだろう。小さく祈れば、雷蔵は声を上げて笑った。馬鹿だねえ、三郎。何度だって言ってあげるよ。嘘じゃないよ。(だから僕のことを嫌わないで、どうか、愛させてください)

【現パロ雷鉢雷】お前は言葉で伝えるのが下手だから、今、ここでキスしよう。僕もあまり上手じゃないから、それくらいがちょうど良いと思うんだ。今生は僕がお前を見つけられるように同じ顔で生まれてきてくれたんだから、僕もお前に応えなくちゃ。困った顔をして笑う。ねえ三郎、僕にお礼をさせてよ。

【雷鉢雷】好きなものや大切なものは自分で決められる。何が楽しくて何が嬉しいことなのか、自分で選べる。好きじゃないものの言葉や言動に、傷ついてやる必要はない。自分で自分を苛めちゃいけない。僕の好きな子を苛めないでよ、と雷蔵は笑った。僕はお前を大事にしたいよ。だって大好きだもの、と。

【次富】俺ねえ、作兵衛が好きだよ。すげー好き。突然何を言い出すかと思えば、いや何言ってんだお前は!左門が今日は次屋の日だな、と四徹目の潮江先輩に教えられたらしい。先輩の記憶にあるまい、とか、どこからツッコめばいいのか分からない。ごろごろと喉を鳴らす猫のように三之助が笑った。すき。

【庄鉢庄】貴方の言う「いい子にしておくんだよ」 という言葉が嫌いだった。ひとりぼっちに慣れてしまうくらいなら悪い子になりたかった。それでもいい子にしていた駄目な子だった。いまでも駄目な子のままだ。

【双忍】君の世界を俺だけにして。馬鹿なことを言う奴だなあと思った。何でそんなに自信がないのだか、そもそも嫌いだったら自分と同じ顔をしているのを許したりしない。僕の世界はお前でいっぱいだよ。「ばか」たったその一言だけ、言葉にしたら三郎は泣きだしそうな顔をした。「そのまま返すよ三郎」

【雷鉢】誰かを好きでいるのは焼き立てのホットケーキにメイプルとマーガリンを塗るのと同じ幸せな気持ち。カロリーを考えないで良いからもっと健康的かも。真面目な顔で雷蔵は頷く。三郎はホットケーキのメイプルよりずっとずっと甘いんだけど、ね!ち、と瞼の上でリップ音が響いた。全く君ときたら!

【双忍】雷蔵はいいかい、と私の前で指を立てた。お前の持ってる悲しみや苦しみは溜め込んでも美味しくないし、冬を越すには辛いからドングリとかにしときなさい。「ぶはっ」一通り笑ってさすが雷蔵男らしい!と褒め称える。「もーお前はすぐ笑う」「さすが私の好きな君だ!」

【数次】数馬、と名前を呼ぶ。なあに、と穴の中から声がして嬉しくなる。「数馬聞いて俺穴覗かなくても数馬が落ちてるって分かるようになった!」「嬉しいんだか違うんだか微妙な心境だけど引き上げてくれるかな三之助」そしたら泥だらけだけど凄いねって抱き締めてあげるからさ!

【次孫】成る程これは毒であろう。孫兵、とへらへら笑いながら触れられれば僕はまともに動くこともかなわない。やっとのことでなに、と問えば呼んだだけ、と嬉しそうにまた笑う。情けない、毒虫の扱いは学園随一だと褒めて頂いたばかりなのに。三之助の毒は質が悪いね。(致死量の毒を僕に)

【現パロ綾勘】先輩せんぱい、バレンタインですよ、と喜八郎が言った。「知ってるよ」「チョコ好きですか」そこはチョコください、じゃないのか。「好きだよ」「僕のことは?「……好きですけど?」「知ってます」……あーもう、はっきりチョコください好きなんですって言えよ!

【六は】伊作は今日も穴に落ちていた。割りと深く掘られた穴から持ち上げながら怪我はないかと問う。綾部の奴め。ないよ、と伊作は泥を落として笑った。「僕が不運だけど不幸じゃないのはきっと留三郎のお蔭なんだろうなぁ」「……おお!同室だからな!」今日も色々と、卑怯だ。

【現パロ伊雷】ハッピーバレンタイン、と不釣り合いな言葉が落とされた。世間にチョコが溢れるこの日、風邪で寝込むのは己の恒例行事である。調子のいいときは日曜祝日だ、実に分かりやすい。だから聞いたこともない祝い句に目を丸くした。「昨日だったけど?」知ってますよ色男、と不破は鼻で嗤った。

【現パロ伊雷】昨日がバレンタインだったことくらい知っている。この人の机やらポストやら靴箱やらに詰まっていたチョコを捨てたのは僕だ。本命だろうピンクの包装紙が見えないよう念入りに裂いた。嫌がらせの為なのに何をしているんだと自分に腹が立った。貰ったチョコを渡してみる、これも嫌がらせ。

【雑→伊】雑渡さん、と己を呼ぶ声にくらくらする。ああ、どうか笑うなら笑え!私は恋の意味も分からないようなこの子に恋をしている。嫌いと愛しいの違いも曖昧な、自分に伝えられる愛ですらよく分からないこの子にだ!それでも笑ってくれさえすれば構わないと思うのだから、私も大概毒されている。

【百合雷鉢】うわやめて入らないで雷子、全部の静止を振り切って不破雷子は私の試着室への進入を果たした。Aカップで彼女の隣に立つ肩身の狭さ。「やっぱり胸の形が綺麗だから似合うねえ!」そうじゃない。「この際お揃いにしよう!」「えっちょっ」こんなときに限って迷いもしない!

【雷くく】 うまく言葉にできないまま瞳を見つめたら、繋いだ手をぎゅっと握ってくれた。好きです、貴方が大好きです。 御伽草子の一節を心の内で暗誦しながらどうか伝われと握り返す。「兵助は難しく考えすぎだと思うよ」「そんなことはない」難しくはある。現に今、お前が分からない。

【鉢こへ】先輩はよく笑う人だった。本心にしろ誤魔化しにしろよく笑った。私はそんな先輩を見ていた。笑う姿を見ると幸せだった。ただ、それを言葉にすると、色褪せてしまいそうで。何も言えはしなかった。ただ笑って鉢屋、と名前を呼んでくださったから、それだけで十分だった。

【庄鉢庄】愛しています、と、愛してください。人間の伝えたいことって大体の場合この二つだけだよ。鉢屋先輩はしたり顔でそう紡ぐと、自分を見つめる僕を見て少し笑った。まだちょっと難しい?僕はえへん、と胸を張る。何を仰いますやら、参考までに伺いますが、先輩が僕に伝えたいのはどちらですか?

【綾勘】貴方の願いが粉々になって砕け散りますように。きらきら輝く星屑になって、祈りになりますように。僕がきっと先に酷い無茶をして死にます。僕が死んだら穴を掘って、埋めてください。そうして天から落ちてくる星の欠片を墓標にして傍で待っていてください。逢いに来ますから。(綾勘で夢十夜)

【双忍】しんしんと外の空気は冷たい。降り続けている雪の中ハチは雪だるま作りに勤しんでいるらしい。下級生の騒ぐ声が遠く聞こえる。三郎、雪が、と笑って雷蔵は私の頬の雪を払う。ありがとう、どういたしまして。触れられた頬が熱かった。ああそうか、きっとこれが君がくれる愛の温度、なんだろう。

【雷鉢】「僕はお前が好きで、大事にしたいよ。だから、自分を大事にできない三郎はお仕置きします」そんなことを言われようとも、これまでの四年間で染み付いたやり方を変えられようはずも無い。実習で雷蔵を庇おうとした私はお仕置きが決定した。「ら、雷蔵さん?」「手始めに、お尻百叩きからね?」

 

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2013/03/01 00:15 | RKRN(月ろぐ)

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